2015年05月08日

『絶唱』湊かなえ

「絶唱」新潮社

阪神淡路大震災を絡めた内容。

著者の体験も少し入っているのか、
詳しいことはよくわかりませんが、短時間で読めました。

2015年1月17日出版、著者の気持ちがあらわれてます。

「楽園」「約束」「太陽」「絶唱」の4連作の短編集です。
トンガの島で出会った、それぞれの人物のストーリー。

著者はトンガに行ったことがあるみたいに読めました。

そのあたりの詳しい情報を読んでいないので、
本当のところは解りませんが。

「絶唱」は、著者自身の事なのかもしれません。


20年経っても、震災の心の傷は癒えない。
一生癒えることはない。

震災を経験していたいと解らない人の気持ちが書かれて
読んで居て苦しい感じでした。

震災での辛い経験があったことも、
本当の気持ちは誰にも話せないのではないか。

それぞれの人物の心理描写が、とても丁寧に書かれていました。

ページ数は多くないので、すぐに読めてしまいますが、
いろいろ考えさせられる一冊です。


posted by 葉月 at 21:09 | TrackBack(1) | 小説(女性作家) | 更新情報をチェックする

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「絶唱」湊かなえ
Excerpt: 悲しみしかないと、思っていた。でも。死は悲しむべきものじゃない――南の島の、その人は言った。心を取り戻すために、約束を果たすために、逃げ出すために。忘れられないあの日のために。別れを受け止めるために―..
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